今年になって、2度広島県尾道市に行ってきました。
(▲坂道と尾道ラーメン)

(▲猫の細道)
なぜ尾道に2度も行ったのかというと、息子がこちらに進学が決まったからです。
(最後に「来たらええニャン」と猫が出てきます。やられます。私だけかもですが)
あ、大学は私が探したのではありません。息子と高校の先生で選びました。
22日、日曜日には部屋探しに行ってきました。
部屋探しも兼ねて、以前から気になっていた
いえ、わざわざそのツアーに行ったのではなく、部屋探しに行く予定だったその日に、ちょうど「空き家めぐりツアー二日目」が開催されていたのです。
尾道空き家再生プロジェクトさんは、建築家の方々や学生さんたちが、スタッフとなり、尾道の観光地の坂道にある空き家を再生して、文化的、芸術的に活用してもらって地域も活性化しようというプロジェクトです。
スタッフの中にはわざわざ東京から来られたという学生さんもいらしたり、空き家めぐりツアーにお客さん(?)として参加してらした方々も全国各地から来られていました。
やっぱりアーティストさんが多かったようです。
ある青年は京都市内で働いていて「自分は絵も描くので、尾道に移住してアーティストとして生きていきたい。」と言われていました。
空き家めぐりツアーでは、多少の再生が必要なものから、大々的な再生が必要なものまで、中にはすぐに住めるような家もありました。
いいもの見せていただきましたー。
迷路のような坂道をテクテク歩きながら空き家めぐりをして、中にも入らせていただきました。
自転車も入れないような坂道の上、尾道市から海まで見渡せる絶景の家もあり、立派な作りで「車も入れないような場所にどうやって、こんな立派な家を建てたのだろう?」と不思議でした。
家主さんたちともお話させていただいたり。
実はいい物件があったら、息子が住む場所にお借りしたかったのですが(賃貸でもかなりお安いので)、立派すぎて一人暮らしには無理な家や、再生が必要な家が多かったので、残念ながら息子は他のところに決めました。
でも、いいツアーに参加させていただきました。

坂道を歩きすぎてヘトヘトになりましたが、道中大林宣彦監督の映画に使われてた場所なども通り、いい観光になりました。
空き家めぐりツアーをお昼過ぎに終えて、午後からは不動産屋さんめぐりを。
その前に腹ごしらえ、と思って、息子が「お好み焼きが食べたい。」というので、お好み焼き屋さんを探しました。
商店街を歩いて探して、何軒かお好み焼き屋さんを見つけましたが、なんとなくピンと来ない。
そのアーケードの中の美容院の横にお好み焼き屋さんの看板が立ってました。
でもお店がない。
きょろきょろ見渡して、横の路地を見ると・・・・(写真悪くですみません)
何もない・・・・・。看板もない。でも・・・、なんか・・・・怪しい。。。。
通り過ぎようとしたら、息子がその路地に入っていきました。
すると、ぱっとドアが開いて「やってるよーー。」とおばちゃんが・・・・・・。(^ ^;)ゞ
お好み焼き屋さんがありました。(キャッチされてしまった息子。。。。)
こんな目立たない場所にあるので、はずれかなー、と思ったら、中はお客さんでいっぱい。
その時は席が空いてたので、座れましたが、食べてる間にどんどんお客さんが来て、「行列ができるお好み焼き屋さん状態」に。
食べてみて、なぜこんなにお客さん多いのかわかりました。
「おいしぃーーーー。」
尾道のお好み焼きは「すなずり」が入ってます。そして、絶対麺が入るのだそうで、麺は焼きそばかおうどん、どちらかを選べます。
ボリュームたっぷりー。でも、お安いー。
焼きそばも注文しました。焼きそばにも「すなずり」が入ってます。上には半熟目玉焼き乗ってます。
具がいっぱいで、こちらもボリューム満点。
お店はおばあちゃんと孫娘さんでされてるのかな?
お料理してるのが孫娘さん。(といってもそこそこのご年齢のきれいな方でした。)お皿やお水運んだりするのがおばあちゃん。そのお二人のかけあいもおもしろかったです。
私たちが食べていると、奥の席からファミリーが、その中の男性が
「奥さん、さっき会いましたねー。」と声をかけてくださいました。
「え?え?どこでしたっけ?空き家めぐりツアーでしょうか。」とよーーく思い出してみると、空き家めぐりツアーで見せていただいた、坂の上の立派なお家の家主さんでした。
すっごい立派な家でした。きっと大きい会社のお偉いさんとか、だと思いますが、すっごいきさくに普通に話しかけてくださいました。なんだか尾道の人たちは情があります。
尾道空き家めぐりツアーで手に入れたパンフ類。
アーティストさんや建築家さんたちが関わってらっしゃるからでしょうか。さすがなセンスです。
というか・・・・私好みだというか・・・・。(^ ^;)ゞ
この中の「坂道の暮らし」という冊子の表紙は、尾道の空き家を再生されて作られたパン屋さん(だんな様がミュージシャンだとか)だそうで、そのパン屋さんの名前が「ネコノテパン工場」というのだそうです。
右手前の「尾道暮らしの手引書」がまた面白いです。
カルタタイプになっていて、面白いイラストと役に立つことが書かれています。
・不便さを楽しむ暮らしへの準備OK?
・虫との共存、覚悟が必要です。
・お年寄り一人の知恵は図書館ひとつ分とさえ言われています。いろんなことを学び、聞きませう。
・子供たちの遊ぶ笑い声が少なくなって久しい山手、再び、昔のようなにぎやかな暮らしをいっしょに復活させませう。
・勇気を出して、ご近所にお話を聞くべし。尾道人はなんだかんだと世話好きである。
・まずはとにかく自分の足で歩いてまわって探して迷うべし。
こんなことがいろいろ書かれています。
これは尾道の坂道での生活の手引書ではありますが、尾道暮らしの魅力がぎゅっと詰まってます。(笑)
そんなこんなで、息子はこの坂道にではないですが、大学の近くの山の中に家を借りることになりました。「大学生で一軒家?そんな贅沢」と思うでしょう。
ノンノンノン。便利な場所のワンルームマンションより不便な場所の一軒家の方がお安いのでございます。
その名も「小鳩の巣」という一軒家。尾道大学生専用の一軒家です。なので、もちろん状態はきれい。屋根も葺き替えたばかりのようです。
家庭菜園可能(大学生専用なのに、ここが笑える)。車3台は置ける(無料)。3部屋、ダイニングキッチン、お風呂(シャワーつき)トイレ(簡易水洗)、物干し、納屋3つ(家庭菜園用の道具もいろいろあったみたい)、バイク自転車用ビニール車庫、庭に小さい焼却炉。
これだけついてワンルームマンションよりお安いです。
すごいよ、尾道。
息子はこれが見つかったとき、「ぼくはやっぱりラッキーだ」と言ってました。
「なんか丹後(今すんでるところ)みたいで落ち着くわーー。」とも・・・・。(^ ^;)ゞ
「ここ、住んだら、ぼくあんまりお金使わんで。」とも。
そりゃ、使うとこないもんなー。(^^;)
そのかわり、お店、自動販売機さえ近くにありません。大学が近いだけ。
大学通ってバイトして、あとはゆっくりここでギターが弾けるでしょう。
尾道は、先住人も、あとからよそから来た人も、フラットに情を持って接してくれる場所、そんな気がします。
派手ではない、地味だけど、居心地がいい、そんな感じ。
息子はどんな4年間を送るのかなー。
「不便な暮らしを楽しめたら、人情が身に沁みる。きっとそうだよ。」
なんか、楽しそうニャン。(←お気楽な母)